●房室弁:atrioventricular(AV) valve ●腱索:chordae tendineae ●乳頭筋(PM):papillary muscle ●心臓骨格:cardiac skeleton●バルサルバ洞:sinus of Valsalva ●左冠〔状〕動脈(LCA):left coronary artery ●右冠〔状〕動脈(RCA):right coronary artery●洞結節:sinus node ●特殊心筋:specialized cardiac muscle ●刺激伝導系:impulse conducting system ●弁の位置関係の把握は,聴診〔病②p.45〕の際に役立つ.●心臓骨格には弁が付着するだけでなく,心房・心室の全て●骨格としての機能の他,心房と心室を電気的に絶縁する絶縁体としての働きもあり,不必要な電気刺激が心房から心室に伝わらないようになっている.●通常,心臓骨格を通過して電気を通すのは刺激伝導系のHヒスis束だけである.右肺動脈弁●肺動脈弁と三尖弁はやや離れた場●大動脈弁と僧帽弁は近接している.●収縮期に心室内の圧力は高まるが,腱けんさく索の働きによって,心室内の血液が心房に逆流しないようになっている.●肺動脈弁は大動脈弁よりも高位,かつ前方に位置する(胸壁に最も近い).●乳頭筋が収縮し,腱索が引っぱられる.心室内は高圧となるが,腱索は房室弁が心房内に反転しないように支えている.●乳頭筋を含めて心筋は弛緩している.房室弁は開口しているため,血液が心房から心室へ流入する.400An Illustrated Reference Guide三尖弁心房房室弁腱索乳頭筋心室まとめて心臓骨格(線維性骨格)とよばれる.の心筋線維が固定されている.大動脈弁僧帽弁房室弁と腱索は,パラシュート状になっていると考えればよいでしょう.収縮:線維性結合組織肺動脈弁肺動脈弁左線維三角僧帽弁僧帽弁右線維三角His束 立体的にとらえる 弁の位置関係正面像 血液の逆流を防止するしくみ 房室弁と腱索拡張期 心臓の支持機構 心臓骨格●弁の付着部は輪状の線維性結合組織(線維輪)からなり,左側面像(左心系)左腹背背腹大動脈弁僧帽弁収縮期弛緩右側面像(右心系)肺動脈弁三尖弁所にある.房室弁腱索解剖学者大動脈と左右の房室弁の間の組織は肥厚しており,線維三角とよばれる大動脈弁大動脈弁三尖弁三尖弁
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