●終末細気管支:terminal bronchiole ●呼吸細気管支:respiratory bronchiole ●主気管支:main bronchus ●葉気管支:lobar bronchus ●区域気管支:segmental bronchus ●亜区域気管支:subsegmental bronchus ●食道:esophagus ●膜様部:membranous portion ●気管軟骨:tracheal cartilages ●輪状靱帯:anular ligament7〜62〜〜0.50.5気管支細気管支**下気道●気管は,成人で2cmほどの太さで弾力性に富み,呼吸●気管軟骨は前方に向かって凸型の馬蹄形の軟骨輪であり,その間には弾性線維に富む輪状靱じんたい帯が走っている.●気管の後壁は軟骨がなく平滑筋よりなる.この部分を膜345約25°約35°〜45°●気管は2本の主気管支に分岐し,(その分岐を含め)●末梢になるほど,ひとつひとつの断面積は小さくなるが,断面積の総和は大きくなる.これによってより大きい面積で効率的にガス交換ができるようになる.●成人の気管の長さは約10cmで,食道の前に位置する.●心臓があるため左主気管支は右主気管支より細長く分岐の角度が大きい.また,気管支の太さは右の方が比較的太い.●このため誤飲した異物は右主気管支に落ちやすく,誤ごえん嚥性肺炎〔病④p.132〕は右肺下葉で生じやすい.椎骨位〔p450W〕*区域気管支枝ともよばれる.**細気管支の始部は亜々区域(気管)支,または小気管支とよばれることがある.一方,呼吸細気管支に分岐する直前の細気管支が終末細気管支である.上気道呼吸領域●気管軟骨は気管〜気管支の気道内腔を維持し,気道を.012後前気道分岐次数内径(mm)鼻腔咽頭喉頭456An Illustrated Reference GuideC4C6T4〜T5201515〜121266〜20.516170.30.3〜0.218192021220.10.123 気管から呼吸細気管支まで 下気道の構造と組織●解剖学的には気管から呼吸細気管支までを下気道とよぶ.左主気管支のう肺胞囊監修巽 浩一郎監修松村 讓兒気管〜気管支の概観喉頭気管右主気管支気管の構造により多少伸縮するが常に開いた管である.性壁(膜様部)とよぶ.虚脱から防いでいる.食道気管後側の膜性壁 (膜様部)気管軟骨輪状靱帯下気道の分岐23回の分岐を繰り返して肺胞に至る.気道気管主気管支葉気管支区域気管支亜区域気管支*細気管支終末細気管支呼吸細気管支肺胞管下気道
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