薬みえ3-2
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●この他,ベンジルペニシリンベンザチン(DBECPCG)が経口薬,懸濁筋注として使用されている.本薬は酸に弱く消化管からの吸収が安定しないため,経口薬は咽頭炎〔p.204〕以外では一般的に使用されない.懸濁筋注は頻回の投与が必要ないが,現在,梅毒〔p.233〕(神経梅毒を除く)にしか適応がない.●点滴静注時の血管痛や静脈炎を避けるため,投与速度を遅くする(ペニシリン系薬〔注〕に共通の注意事項).●発見された当初のペニシリンは,様々なペニシリン(ペニシリンF,G,Kなど)の混成物であったが,そのうちペニ●ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP):penicilin-resistant ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■➡●古典的な抗菌薬でありスペクトルは狭いが,抗菌活性が強く,感受性のある細菌に対しては非常に有用である.●髄膜炎などの髄膜炎菌感染症●破傷風●神経梅毒6-アミノペニシラン酸(6-APA)●壊死性筋膜炎などのレンサ球菌感染症●肺炎球菌性肺炎●緑色レンサ球菌によるMinimum EssenceMinimum EssenceMinimum Essence【補足事項】142シリンGのみを抽出したものが本薬である. 全てのペニシリン系抗菌薬の基本 ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)●ベンジルペニシリンは,6-APA(ペニシリン系薬の基本骨格)の6位側鎖*にベンジル基を有する抗菌薬である.●開発当初は黄色ブドウ球菌感染症,淋菌感染症,梅毒,嫌気性菌(クロストリジウム属など)感染症などに用いられた.●しかし,ベンジルペニシリンに対してもともと耐性をもっている細菌がいたこと,使用しているうちに耐性を獲得した細菌が出現したことなどから,現在は使用場面が限られており,原因菌と感受性が判明してから用いられることが多い. ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●血管痛血管痛血管痛血管痛血管痛血管痛OOHHHHHHHHNNNNNHHCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCOOKCH3CH3CH3CH3NNSSHHHHHHHOOOOOOOO ● ● ●OO11NN776*6*55HHHHHHHHHH●●●ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)ベンジルペニシリン(ペニシリンG〔PCG〕)●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ● ● ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●商品名【天然ペニシリン】●ベンジルペニシリンカリウム:ペニシリンGカリウム(注) ●ベンジルペニシリンベンザチン水和物:バイシリンG(顆),ステルイズ(注) 略語●ペニシリンG(PCG):penicillin G ●ペニシリン結合タンパク質(PBP):penicillin-binding protein ●ベンジルペニシリンベンザチン(DBECPCG):benzylpenicillin benzathine ●メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA):methicillin-resistant ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■Pharmacology vol.3 : An Illustrated Reference Guide梅毒トレポネーマ梅毒トレポネーマ梅毒トレポネーマ+αもっとわかるH2NH2NHHHHHHH222222NNNHHCOOHCOOHCOOHCOOHCOOHCOOHCOOHCOOH223344SSCH3CH3CH3CH3構造式現在の主な使用目的ベンジルペニシリンカリウムベンジル基感染性心内膜炎ベンジルペニシリン(ペニシリンG)

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