. pylori H● 呼気中の13C/12Cの比率が増加すれば,■■■(UBT)●これらの検査は,抗体測定法を除き,プロトンポンプ阻害薬(PPI)内服中の場合には2週間以上休薬してから行う.●除菌判定を目的として行う場合,治療終了後4週(抗体測定法は6ヵ月)以降に行う.●除菌判定には低侵襲で簡便な尿素呼気試験および便中H. pylori抗原測定が有用である.●H. pyloriがいれば,ウレアーゼによって胃内で13C標識CO2が生じ,呼気中の13C/12Cの比率が増加する.胃・十二指腸疾患●治療後の検出感度にばらつきがある.●検体を保存できない.●迅速(30分〜2時間)かつ,●生検標本を,尿素を含む溶液または寒天培地に入れる.●■■■■■■■■■によってアンモニアが産生されると●内視鏡を用いない検査は,胃全体を検査対象にできる一方,他の上部消化管疾患の有無を確認できないという点に注●検査医により感度に●判定までに時間がか●特異度が高い.●検体を保存できる.●同時に胃粘膜の組織学的変●菌株の保存が可能.●特異度が高い.●菌株のタイピング,抗菌薬●生検標本を顕微鏡下で観察し,■■■■■■■■■菌体を証明する.●染色法としてHE染色,Giemsa染色などが用いら●唯一の直接的証明法である.●■■■■■■■■■を微好気性条件下(5%酸素)で培養内視鏡を用いる検査●13C標識尿素を服用すると,■■■■■■■■■はこれを●除菌判定時,まれに偽陽性や偽陰性となる.●過去の感染も認識.●除菌後も一定期間(6〜12ヵ月)陽性が持続する.●検体の取り扱い(採取量や保存方法など)が難しい.●迅速かつ簡便.感度,特●安全性が高く,妊婦や小児に対しても行える.●簡便で安価.●PPIの休薬不要.●簡便で安価.●感度,特異度ともに高い.●3歳以下の幼児にも行える.●血清,尿中の抗■■■■■■■■■抗体を測定する.●全血でも測定可能である.●糞便中の■■■■■■■■■抗原を検出する.内視鏡を用いない検査感染症●■■■■■■■■■がいれば,ウレアーゼにより尿素が分解されアンモニアが生じ,pHが上昇する.pHの上昇によりフェノールレッドの色調が黄色から赤色に変化する.●迅速ウレアーゼ試験:rapid urease test ●ヘマトキシリンエオジン(HE)染色:hematoxylin and eosin stain ●ギムザ染色:Giemsa stain ●尿素呼気試験(UBT):urea breath test ●感度:sensitivity ●特異度:specifi city ●プロトンポンプ阻害薬(PPI):proton pump inhibitor●尿素の服用前と服用後に,専用の袋に呼気を採って測定する.●低侵襲,簡便な方法で除99An Illustrated Reference Guide感染の有無や除菌判定に使用するH. pylori検査法●H. pyloriの検査法には,内視鏡を用いる侵襲的な方法と内視鏡を用いない非侵襲的な方法がある.●内視鏡を用いる検査は,他の上部消化管疾患の有無も確認できる一方,限局された箇所を生検するため常に偽陰性のアンモニアの産生を調べる迅速ウレアーゼ試験●迅速ウレアーゼ試験は,H. pyloriのもつウレアーゼ活性を利用し,尿素とpH指示薬(フェノールレッド)が入った容器に検体を入れて,pHの変化を目視判定する方法である.可能性があり,生検部位に関して注意が必要である.意が必要である.迅速ウレアーゼ試験鏡検法れる.培養法する.尿素呼気試験便中■■■■■■■■■抗原測定陰性呼気中の二酸化炭素を調べる尿素呼気試験●尿素呼気試験(UBT)は,H. pyloriのもつウレアーゼ活性を利用し,経口投与した13C標識尿素がアンモニアと13C標識CO2に分解されるのを,呼気中の13C標識CO2によって判定する方法である.13CO2とアンモニアに分解する.■■■■■■陽性と診断する.抗■■■■■■■■■抗体測定pHが上昇するためpH指示薬でこれを確認する.ギムザ方法陽性利点簡便である.化も観察できる.の感受性試験が可能である.異度ともに高い.尿素 CO(NH2)2+水 H2O 二酸化炭素 CO2+アンモニア NH3菌判定に適している.欠点ばらつきがある.かる(4〜7日).
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