病13-1版_web立ち読み_201201
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?脳±±+±±±±+±±+++化学療法*3放射線療法*2●骨吸収または骨破壊のある腫瘍.●硬口蓋および/または中鼻道に進展する腫瘍.●上顎洞後壁および翼状突起に進展する腫瘍を除く.●上顎洞後壁の骨,皮下組織,眼窩底または眼窩内側壁,翼突窩,篩骨洞のいずれかに浸潤する腫瘍.*1T4b*1鼻・副鼻腔疾患鼻・副鼻腔腫瘍●眼球偏位●眼球突出●複視●悪臭を伴う鼻漏●鼻出血(血性鼻漏)●鼻閉●流涙*1●頬部外側の腫脹(顔面変形)●頬部腫脹(顔面変形)●頬部の疼痛,*1鼻涙管〔p.128〕の閉塞により生じる.*2上内方に進展した場合(多くは末期)は,頭蓋内(前頭蓋底)に進展し,髄膜炎や激しい頭痛を生じる.*3三叉神経(Ⅴ)〔p.130〕(主に上顎神経*2〔V2〕)の圧迫により生じる.●上顎洞粘膜に限局する腫瘍.●骨吸収または骨破壊を認めない.●治療は病期に応じて,手術療法,放射線療法,化学療法を組み合わせた集学的治療(三者併用療法)が行われる.●眼窩内容前部,頬部皮膚,翼状突起,側頭下窩,篩板,蝶形骨洞,前頭洞のいずれかに浸潤する腫瘍.●眼窩先端,硬膜,脳,中頭蓋窩,三叉神経第2枝以外の脳神経,上咽頭,斜台のいずれかに浸潤する腫瘍.●眼球突出:exophthalmos ●複視:diplopia/double vision ●三叉神経痛:trigeminal neuralgia ●開口障害:trismus ●伝音難聴:conductive hearing loss ●頬部腫脹:swelling of buccal region ●鼻涙管:nasolacrimal duct ●上顎神経:maxillary nerve ●頸部郭清術(ND):neck dissection●上顎洞癌は上顎洞の骨壁に浸潤し,骨破壊を伴って周囲に進展(直接浸潤)すると,195An Illustrated Reference Guide*1手術適応外(切除不能)となる例も多い. *260〜70Gy/30〜35回/6〜7週の外照射が一般的.*3フルオロウラシル(5-FU),シスプラチン(CDDP)などが局所動注や全身投与(静注)で投与される.進展方向による主な症状●上顎洞癌は基本的に片側に発生するため,片側性の症状としてみられる.内側前方知覚障害進展方向により様々な症状を示すため,眼科,脳神経外科,歯科などを初めに受診することも多いです.耳鼻咽喉科医治療では機能面と同時に整容面にも配慮する必要があるため,手術では再建術式も重要になります.近年では超選択的動注化学療法〔p.196〕も行われる.後方●三叉神経痛*3(顔面痛,歯痛)●開口障害●伝音難聴外側前頭洞篩骨洞中鼻道中鼻甲介上顎洞鼻腔下鼻甲介臼歯硬口蓋口腔頸部郭清術※リンパ節転移がある場合(N+)頭蓋底手術上方(眼窩)上顎洞癌正常な上顎洞(■)下方●口蓋腫脹●歯痛眼窩眼球治療方針(集学的治療)上顎部分切除術+上顎部分切除術上顎全摘術上顎部分切除術上顎全摘術上顎拡大全摘術上顎全摘術上顎拡大全摘術参考:日本頭頸部癌学会:頭頸部癌診療ガイドライン(2018年版), 金原出版,2017T1T2T3T4aT4T4bT4aT2T1ororororT3 周囲への進展により出現 症状 癌の広がりを把握して集学的治療を行う 進展範囲と治療方針●CT,MRIなどの検査を行って上顎洞癌の進展範囲を把握し,TNM分類により病期を決定する(N分類,M分類,病期についてはp.352参照).進展方向によって様々な症状を示す.●早期(癌が上顎洞内に限局しているとき)には症状が乏しく,症状出現後の初診時にはすでに進行した状態にあることが多い.リンパ節転移は,末期まで出現しないことが多い.上顎洞癌のT分類T分類

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