●知能指数(IQ):intelligence quotient ●薬物療法:drug therapy/pharmacotherapy ●抗精神病薬:antipsychotic drug ●抗うつ薬:antidepressant ●抗不安薬:antianxiety drug/antianxiolytic drug ●精神療法/心理療法:psychotherapy ●行動療法:behavior therapy ●認知行動療法:cognitive behavior therapy ●遊戯療法:play therapy ●家族療法:family therapy5歳〜16歳11ヵ月●同じ年齢の標本集団の成績をもとに,平均値100(標準偏2歳〜成人●各問題に,完答することが何歳の知能に相当するか(精神年齢)が設定されている.●以下の式で知能指数(IQ)を算出する.差15)を設定する.●15の下位検査からなり,それぞれ難易度の異なる複数●完答できた問題に相当する年齢(PRI)(VCI)3歳級4歳級5歳級●個人間の比較や,個人の他の時点との比較に用いる.個人間の比較●集団内で支援の必要な5歳児4歳3歳5歳●神経発達症群〔次項〕●不安症群 ●不登校●ほとんど全ての精神疾患※急性期の統合失調症や,重症のうつ病に対●過去の誤った条件づけが行動の問題を起こしていると考え,●言語能力が十分でない児●症状の持続や治療効果に家族が影響力をも●認知の歪みが行動の異常の原因であると考え,心理教育的●遊戯室での自由な遊びの内容に,患児の抱える精神的問題が●家族全体に面接を行い,相互関係の調整を行う治療法664An Illustrated Reference GuideIQ90IQ100IQ60100IQFSIQVCIPRIWMIPSI 個人間や個人内で知能を比較できる 知能検査●知能の定義は,未だ統一されていない.知識・技能の習得や応用に関わる能力のいくつかを測定,数値化する心理検 環境を整えつつ,各種治療を行う 治療●精神疾患に対しては,環境調整や薬物療法,精神療法を組み合わせて治療する.●ここでは精神療法を紹介する.薬物療法については,各疾患の項目を参照のこと.査を,知能検査という.検査名対象年齢田中-Binet式知能検査測定方法生活年齢(実際の年齢)人を抽出できる.結果の使い方精神療法の例治療法行動療法望ましい行動を再習得させる治療法認知行動療法な面接と行動療法を組み合わせて歪みを修正する治療法遊戯療法現れるとの考えに基づく治療法家族療法IQ=3歳7歳支援を必要とする可能性が高いビネー13歳IQ120精神年齢は3歳相当より上の年齢級の問題に完答できるようになった精神年齢5歳6歳生活年齢の問題から構成される.ち位置がわかる.しては薬物療法を優先する.つ症例成績言語理解指標平均値100×100下位検査●個人間の比較や,個人内での比較に用いる.個人間の比較●同じ年齢集団内での立全体IQ(FSIQ)ワーキングメモリー指標(WMI)知覚推理指標処理速度指標(PSI)得意苦手平均値100個人内の比較●得意・苦手とする分野や,発達の偏りがわかる.適応精神年齢個人の他の時点との比較●精神年齢を以前と比較することで,個人の成長を評価できる.概要ウェクスラーWechsler式児童用知能検査(WISC)
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