病みえ15
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●口腔内崩壊錠(OD錠):orally disintegrating tablet ●錠剤(T):tablet ●坐剤(Supp):suppository ●静脈注射:intravenous injection●アドヒアランス(服薬率)を向上させるため,患児の年齢●主な剤形として経口剤,坐剤,貼付剤,注射剤などがある.5歳〜●小児用の小さい錠剤や,水なしで飲めるOD錠〔p.86W〕,チュアブル錠〔p.86W〕も製品化されている.●粉末,顆粒,ドライシロップ〔p.86W〕などがある.●量の調節がしやすい.●特に3歳以下では,水や飲食物に混ぜて投与する工夫が必要である.●甘味や香料を加えた液体で●量の調節がしやすい.●複数の薬剤を混合すること●1錠中の成分含量が正確で〜3歳●静脈注射は最も即効性がある.●経口摂取ができない場合で●胸部,背部,上腕部などに貼り,経皮的に吸収される.●効果の発現には時間がかかる.また,皮膚炎の原因となることがある.●肛門に挿入し,体温で溶けて直腸から吸収されるため,即効性がある.●切って量を調節できるもの●痛みがあり,侵襲性がある(特に点滴確保時).●アドヒアランスを向上させるため,薬の投与方法にも工夫が必要である.●特に散剤は,味やにおい,食感などのため飲みにくい場合が多い.●痛がったり,便と一緒に出てきたりすることがある.●仰臥位で両足を上げ,先端が尖った方から肛門の奥へ挿入し,立位にする.●挿入しにくい場合は先端を少量の水などで濡らす.●ジュース,アイスクリーム,服薬ゼリーなどに混ぜて飲ませる.●少量の水で練り,上顎や頬の内側に塗布し,水などで飲ませる.●注射器やスポイト,スプーンで頬の内側に沿わせて飲ませ,その後に水を飲ませる.●錠剤を飲みこめない児に対し,粉砕したりカプセルを開けて散剤として飲ませることもある.86ドライシロップ 〔p.86〕使う際にその都度,溶解して用いるもので,シロップ剤より保存性が高い.チュアブル錠 〔p.86〕噛み砕いて細かくしてから唾液で溶かして飲む錠剤.An Illustrated Reference Guide〔p.86〕嚥下がうまくいかない人や水分制限のある場合でも飲みやすいよう,唾液や少量の水で溶ける錠剤.口腔内崩壊錠ともいう.〔p.87〕クロラムフェニコールの過量により生じる副作用で,嘔吐,チアノーゼ,低体温,皮膚の灰白色化などの症状をきたす.新生児は肝臓の代謝機能が未熟でグルクロン酸抱合能が低く,クロラムフェニコールの代謝・排泄が遅延することが発症要因となる.OD錠 gray症候群 年齢や好みに合わせて使い分ける 剤形 様々な工夫が必要 投与方法の工夫や好みに合わせて剤形を使い分ける.小児用経口剤は飲みやすいよう工夫されている.経口剤散剤全年齢貼付剤全年齢経口剤散剤(粉末,顆粒など)剤形主な対象年齢特徴剤形主な対象年齢特徴剤形投与方法の工夫シロップ剤ある.もある.坐剤もある.シロップ剤,ドライシロップ錠剤・カプセルある.注射剤も確実に投与できる.坐剤

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