病2-5版_web立ち読み_210204
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T■■■■■■■■■rendelenburgテスト 〔p.360〕表在静脈の弁不全(逆流)の有無と部位を推測する検査.P■■■■erthesテスト ●下肢静脈瘤:varix of the lower extremity ●MR静脈造影(MRV):magnetic resonance venography ●弾性ストッキング:elastic stocking/compression stocking ●弾性包帯:elastic bandage ●血管内焼灼術:endovenous ablation ●ストリッピング:stripping ●硬化療法:sclerotherapy ●CT,MRVでは,静脈造影と同様に静脈の形態,深部静脈の開存状態を確認できる.●外観は静脈瘤のできる場所によって異なり,次の4型が代表的である.●大伏在静脈の弁不全の存在を証明する理学的検査としてTrendelenburgテストや●毛細血管にできる径1mm以●皮下静脈にできる網目状で●伏在静脈の末梢にできる静●大・小伏在静脈にできる静径2〜3mmの静脈瘤.〔p.360〕穿通枝の弁不全(逆流)または深部静脈の閉塞を推測する検査.Ⅰ83➡下肢静脈瘤を考える.●確定診断のため以下の検査を行う.①ドプラ血流計による表在静脈逆流音の確認.②下肢の静脈弁不全の有無・部位を決定するために,静脈エコーを行う.(補足的に静脈造影,CT,MRVを行うこともある)治療⒈保存的に,弾性ストッキング,弾性包帯の着用,下肢挙上など.⒉血管内焼灼術(レーザー治療など):血管内より焼灼し,静脈を閉塞させる.⒊ストリッピング(静脈抜去術),静脈瘤切除,不全穿通枝の結けっさつ紮・切離術.⒋硬化療法:硬化剤を下肢静脈瘤内に注入,圧迫し,硬化させる.下肢の表在静脈(皮下を走行する静脈)が拡張(怒張)・蛇行した状態をいう.静脈弁の機能不全による血液の逆流・うっ滞が原因であり,体質的な静脈壁の弱さに加え,妊娠,立位,肥満,加齢などが誘因となって生じる.しかし,仰臥位で検査するため逆流の状態は評価できない.Perthesテストがあるが,最近はあまり行われない.側枝静脈瘤脈瘤.〈男女比 1:3〉〈美容的問題〉360An Illustrated Reference Guideintro.MINIMUM ESSENCE❶好発:30歳以上の女性. ❷下肢の表在静脈の怒張,蛇行. ❸長時間の立位による下肢の鈍痛,だるさ,皮膚の瘙痒感,湿疹,色素沈着.varix of the lower extremity血管が拡張して体表からみえるものを怒張と表現します.総合診療医総合診療医脈瘤.監 修東 信良写真提供:折井 正博 下肢静脈の怒張・蛇行 患肢の外観伏在静脈瘤網目状静脈瘤クモの巣状静脈瘤下の静脈瘤.下肢静脈瘤

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