●脈〔拍〕：pulse ●総頸動脈：common carotid artery ●腋窩動脈：axillary artery ●上腕動脈：brachial artery ●橈骨動脈：radial artery ●大腿動脈：femoral artery ●膝窩動脈：popliteal artery ●後脛骨動脈：posterior tibial artery ●足背動脈：dorsalis pedis artery ●大動脈縮窄〔症〕（CoA）：coarctation of aorta ●高安動脈炎：Takayasu’s arteritis／Takayasu’s vasculitis ●閉塞性動脈硬化症（ASO）：arteriosclerosis obliterans ●胸郭出口症候群：thoracic outlet syndrome An Illustrated Reference Guide●脈拍は体表近くを走行する動脈で触知でき，通常，診察しやすい橈骨動脈を用いる．●大動脈縮窄症〔p.302〕，高安動脈炎（大動脈炎症候群）〔p.345〕，閉塞性動脈硬化症（ASO）〔p.352〕，胸郭出口症候群〔p.359〕などでは，左右差や上下肢差を認める．総頸動脈大腿動脈●このことを利用して，脈拍がどこの動脈まで触れるかということから血圧を推定することができる．橈骨動脈！！！40 循環動態をすばやく判断できる 脈拍の触知●脈拍の触知は，末梢に伝播する心拍動や血流に間接的に触れることにより，心血管系の動的情報，すなわち脈拍数，リズムの整・不整，脈の性状などの情報，さらには血管の性状（弾力性），左右差なども観察できる基本診察である〔診①p.26〕． 血圧低下による末梢での脈拍消失 脈拍と血圧の関係●脈拍は末梢の動脈になるほど弱くなる．このためショック〔p.36〕などで血圧が低下すると，末梢動脈では脈拍を触知できなくなる場合がある．40mmHg60mmHg80mmHg総頸動脈腋窩動脈上腕動脈橈骨動脈大腿動脈膝窩動脈後脛骨動脈足背動脈橈骨後脛骨動脈足背動脈推定される収縮期血圧以上以上以上末梢動脈の触診部位脈拍測定
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