●経皮的心肺補助装置／経皮的心肺補助〔法〕（PCPS）：percutaneous cardiopulmonary support ●冠動脈バイパス術（CABG）：coronary artery bypass grafting ●僧帽弁置換術（MVR）：mitral valve replacement ●プロスタグランジンE1（PGE1）：prostaglandin E1 ●感染性心内膜炎（IE）：infective endocarditis／infectious ●ホスホジエステラーゼ5（PDE5）阻害薬：phosphodiesterase 5 inhibitor ●アンジオテンシンⅡ（ATⅡ）：angiotensin Ⅱ ●レニン ･ アンジオテンシン ･ アルドステロン（RAA）：renin-angiotensin-aldosterone●循環器疾患の治療薬は，作用により大きく次のように分けられ，●アンジオテンシン変換酵素（ACE）阻害薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬（ARB）●循環器に対しては，降圧作用と心不全治療薬としての作用がある．●アンジオテンシンⅡは心臓では炎症細胞の関与により産生され，心筋リモデリングを引き起こす．ACE阻害薬とARBは心筋リモデリングを抑制し心保護作用を示す．●ACE阻害薬の副作用として，空咳，高K血症，血管浮腫，ARBの副作用として，高K血症，血管浮腫がある．●いずれも妊婦では禁忌であり，腎機能低下例では慎重投与（用量の減量などが必要）である．治療総論概要／薬物療法＊ジギタリス製剤を除く．●カプトプリル●エナラプリル●イミダプリル●リシノプリル●ペリンドプリル●ロサルタン●カンデサルタン●バルサルタン●オルメサルタン●テルミサルタン99An Illustrated Reference Guide 治療薬の全体像 循環器疾患の治療薬 RAA系に関与する ACE阻害薬・ARB1疾患だけでなく複数の疾患で有効な作用を示すものが多い．ジギタリス製剤〔p.102〕交感神経抑制薬（β遮断薬〔p.100〕など）ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬（MRA）〔p.103〕降圧作用抗血栓薬（抗凝固薬〔p.189〕，抗血小板薬〔p.140〕，血栓溶解薬〔p.141〕）は，RAA系〔p.29〕に作用することで，血管拡張と体液量低下をもたらす．腎臓レニンアンジオテンシノゲンアンジオテンシン変換酵素（ACE）アルドステロンの分泌⬇体液量⬇静脈還流量（前負荷）⬇心不全治療薬としての作用強心薬＊〔p.102〕硝酸薬〔p.101〕血管拡張薬〔p.102〕利尿薬〔p.103〕作用機序アンジオテンシンⅠアンジオテンシンⅡ血管収縮×➡血管拡張末梢血管抵抗（後負荷）⬇血圧⬇降圧作用Naチャネル遮断薬〔p.168〕ACE阻害薬〔次項参照〕ARBATⅡ受容体Na＋と水の再吸収⬇Ca拮抗薬〔p.101〕ARB〔次項参照〕MRA〔p.103〕RAA系RA系ACE阻害薬ATⅡ抗不整脈作用Kチャネル遮断薬〔p.169〕末梢血管拡張薬〔p.98〕スタチン〔p.142〕肝臓肺血管心筋リモデリング抑制，心筋肥大抑制，心筋線維化抑制などACE阻害薬ARB抗狭心症作用心不全治療薬としての作用その他主な薬物薬物療法
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