病7-2_WEB立ち読み
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●間接訓練:indirect therapy ●直接訓練:direct therapy ●嚥下機能訓練:swallowing therapy ●誤嚥性肺炎:aspiration pneumonia●嚥下機能訓練には大きく分けて,❶間接訓練と❷直接訓練の2つがある.●嚥下機能訓練は,医師の指示の下,言語聴覚士が行うことが多い.●誤嚥で咳嗽のある患者に鎮咳薬を投与すると,咳嗽反射が抑制されるため,かえって誤嚥のリスクを高めてしまう.リハビリテーション●ゼリーやとろみ食など,実際に食物を嚥下●口の運動や発声訓練など,嚥下に関わる各器官を動かすことで嚥下機能を訓練する.脳血管障害のリハビリテーション●誤嚥の危険があるため,実施の際は十分に●実際に食物を嚥下するわけではないため,●間接訓練には他に,咽頭冷圧刺激(アイスマッサージ),頭部挙上訓練(Sシャキアー空嚥下,食道バルーン拡張法などがある.●嚥下機能訓練は,それ自体が嚥下の“準備体操”になり食事がスムーズになるため,特に食前に行うと効果が高い.●とろみやゼリーは適度な弾性とまとまりがあるため嚥下しやすい.●一方,純粋な水分や流動食(重湯,スープなど)はさらさらしていてまとまりがないため,かえって誤嚥しやすい.●嚥下機能の回復に合わせ,軟らかい食品から硬い食品へと徐々に移行していく.●嚥下に適した姿勢は患者の状態によって異なるた●一般には,ベッドの傾きを30〜60°にし,下顎を●食後は,仰臥位になると胃内容物が逆流し誤嚥しやすくなるため,できるだけ座位を保持する.食道気管●口腔の衛生環境悪化は誤嚥性肺炎のリスクを高めるため,嚥下機能訓練や食事の前後には口腔ケア(うがい,歯磨き,155An Illustrated Reference Guide間接訓練と直接訓練嚥下機能訓練嚥下を容易にし誤嚥を防ぐ食事形態と姿勢●嚥下障害のある患者では,嚥下を容易にしたり誤嚥を防ぐため,❶食事形態の調節・工夫や,❷食事中や食後の姿勢イーッ嚥下機能検査〔p.154〕を行い,ある程度の嚥下が可能と確認食品の硬さゼリー食鼻腔口腔食塊することで嚥下機能を訓練する.注意する.haker法),Mメンデルゾーンきざみ食嚥下軟菜食め,個別に対応する.軽く胸部に近づけるようにして嚥下するとよい.●❶間接訓練イーッ誤嚥の危険がない.誤嚥に関する注意点に気をつけることが重要である.❶食事形態の調節・工夫軟とろみ水❷食事中や食後の姿勢義歯洗浄など)を行うことも重要である.30〜60°●❷直接訓練endelsohn手技,息止め嚥下,硬

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