病7-2_WEB立ち読み
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●ガンマナイフ:gamma knife ●リニアック(LINAC):linear accelerator ●定位放射線照射(STI):stereotactic irradiation ●定位手術的放射線治療(SRS):stereotactic radiosurgery ●定位放射線治療(SRT):stereotactic radiotherapy ●薬物療法:pharmacotherapy/drug therapy●定位照射〔p.501〕にはガンマ線を用いたガンマナイフによるものと,X線を用いたX線全身●リニアックを円弧状に操作してビームの束で照射を行う.●患者の動きを赤外線で追尾し,●腫瘍の形に合わせて照射でき,X線●リニアックをロボットアームで操●腫瘍の位置をリアルタイムに認●複雑な形状の腫瘍に対しても均●半球面に配置された60Coから,ガンマ線を集中的に照射する.●多発病変の治療が容易.1回の照射が短時間で済む.●大部分の脳腫瘍は,手術が治療の基本であり,薬物療法の適応となるもの●薬物療法が第一選択となる組織型として,胚腫(ジャーミノーマ),悪性●また,悪性度の高い組織型であるgradeⅢ〜Ⅳの神経膠腫や髄芽腫では,*1〜2mmの誤差が許容できる場合,フェイスマスクで施行できるものもある.治療の第一選択として行う薬物療法●ジアゼパム静注(けいれんを止めたのち,必要に応じて抗てんかん薬)手術,放射線療法に加えて行う●脳腫瘍に対しては,血液脳関門を通過しやすい薬物(分子量が小さく,脂溶性が高い)の有効性が高い.●ステロイド●浸透圧利尿薬■マンニトール■高張グリセロール●脳腫瘍では,局所症状としてけいれんをきたしたり,脳浮腫などにより頭蓋内圧亢進をきたしたりすることが多い.これらに対しては次の薬物が用いられる.502An Illustrated Reference GuideSRS<SRT ガンマナイフと定位的リニアック 定位照射 第一選択となる腫瘍は限られる 薬物療法定位的リニアックによるものがある.主要な機器の比較を以下に示す.ガンマナイフヘルメット腫瘍ロボットアームリニアック作し,多方向から照射する.フェイスマスク(非侵襲的)SRSとSRT(定位放射線治療)識し,補正しながら照射する.一に照射できる.は限られている.リンパ腫,プロラクチン(PRL)産生下垂体腺腫がある.手術と放射線療法に加えて薬物療法が行われる.組織型胚腫トポイソメラーゼⅡ阻害薬アルキル化薬代謝拮抗薬悪性リンパ腫ドパミン受容体作動薬アルキル化薬分子標的薬微小管阻害薬髄芽腫アルキル化薬けいれん(てんかん)Co60線源60Co線源(201個)(201個)SRS(定位手術的放射線治療)のみ●照射野の精度が高く,線量の集PRL産生下垂体腺腫60Coのガンマ線頭蓋内病変専用など治療法イメージ概念線源適応部位頭部固定SRS・SRT頭蓋フレーム(侵襲的)*特徴中がよい.(多剤併用療法を行う)神経膠腫(gradeⅢ〜Ⅳ)●退形成性星細胞腫 ●膠芽腫 など(多剤併用療法を行う)対症療法に用いる薬物定位的リニアックサイバーナイフフェイスマスク腫瘍頭頸部および体幹部分類白金製剤シスプラチン,カルボプラチンエトポシドイホスファミドメトトレキサートカベルゴリン,テルグリド,ブロモクリプチンテモゾロミド,カルムスチンベバシズマブビンクリスチンシスプラチンシクロホスファミド白金製剤ノバリスリニアックフェイスマスク腫瘍フェイスマスク(非侵襲的)照射前に確認できる.薬物脳浮腫(頭蓋内圧亢進)■デキサメタゾン

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