病みえ8-4立ち読み
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PパスAS染色 PパムAM染色 (FSGS)〔p.158〕●糸球体が腫大し,血管内腔●全体的に細胞(核)が多い(富●一部の糸球体(巣状)で,部分的(分節性)に濃染する硬化性病変〔p.128W〕がみられる.●正常と変わらない光顕像.●臨床的に急性腎炎症候群〔p.126〕を呈するものに多くみられる.●典型例は溶連菌感染後急性糸球体腎炎(PSAGN)〔p.138〕.●分節性硬化は,糸球体の血管極にみられることが多い.●硝子化やボウマン囊との癒着●微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)〔p.154〕の他,菲薄基底膜病〔p.152〕や生理的蛋白尿〔p.21〕などの可能性がある.●光学顕微鏡:optical 〔light〕 microscope ●硬化性糸球体腎炎:sclerosing glomerulonephritis ●微小糸球体病変:minor glomerular abnormalities 〔lesion〕 ●微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS):minimal change nephrotic syndrome ●巣状分節性糸球体硬化症(FSGS):focal segmental glomerulosclerosis ●管内増殖性糸球体腎炎:endocapillary proliferative glomerulonephritis ●溶連菌感染後急性糸球体腎炎(PSAGN):poststreptococcal acute glomerulonephritis●光学顕微鏡(光顕)による観察〔p.39〕では,主に糸球体での細胞増殖と係蹄壁肥厚に着目して組織診断名を決定する.各組織診断名の光学顕微鏡像特徴HE染色 PAS染色〔p.128W〕表以外には「硬化性糸球体腎炎」があります.これは原疾患がわからなくなるほど広範に糸球体硬化や尿細管・間質の変化がみられるもので,様々な糸球体疾患の終末像と考えられます.巣状分節性糸球体硬化症なしなし血管極分節性硬化もみられる.HE染色〔p.128W〕医師管内増殖性糸球体腎炎あり(内皮細胞,メサンギウム細胞など)なし内皮細胞やメサンギウム細胞の増殖富核好中球などの浸潤の狭小化がみられる.核).128プロスタグランジン系 〔p.123〕プロスタグランジン(PG)は主に細胞膜の構成成分であるアラキドン酸を前駆体として産生される生理活性物質.A〜Jに分類され,それぞれ多彩な生理作用をもつ.なかでもPGI2(プロスタサイクリン),PGE1,PGE2は血管拡張および血圧降下作用を示す.PGI2に拮抗するトロンボキサンA2(TXA2)など血管収縮および血圧上昇作用を示すものもある.硬化(硬化性病変) 高電子密度沈着物(沈着物) 〔p.128〕過ヨウ素酸シッフ(periodic acid-Schiff)を用いた染色のこと.細胞や組織内の糖鎖構造を染色する.グリコーゲン,基底膜,好中球,好酸球顆粒などが紫がかった赤色(マゼンタ色)に染色される〔p.40〕.〔p.128〕ヘマトキシリン・エオジン(hematoxylin-eosin)を用いた染色のこと.組織標本全体を観察する一般的な染色法.核が青紫色,細胞質がピンク色に染色される〔p.40〕.〔p.129〕過ヨウ素酸メテナミン銀(periodic acid meth-enamine silver)を用いた染色のこと.主に腎生検標本に用いられる.糸球体・ボウマン囊・尿細管の各基底膜,メサンギウム基質が黒色に染色される〔p.40〕.〔p.128〕糸球体においては,基底膜やメサンギウム基質が増加または虚脱により凝集してできた病変のこと.〔p.131〕電子顕微鏡像において,濃く見える陰影部分のこと.生体内の高分子が高濃度で存在する部分や重金属の存在などでみられる.糸球体疾患では基底膜やメサンギウム領域などでみられる.抗体法,電子顕微鏡を用いて組織診断を行う.組織診断名細胞増殖細胞増殖(増殖するもの)(増殖するもの)係蹄壁の肥厚係蹄壁の肥厚 光学顕微鏡像備考微小糸球体病変なしなし正常と同様PAS染色組織診断 組織診断名を決定 光学顕微鏡像●腎生検〔p.38〕で得た組織標本に対して,光学顕微鏡,蛍光

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