病9-4版_立ち読み
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●切除用内視鏡/レゼクトスコープ:resectoscope⬇⬇⬇⬇⬇⬇ *術後はAsherman症候群〔p.241〕の予防のため,エストロゲン(+プロゲステロン)製剤を投与し,子宮内膜の早期修復を促す.子宮内避妊器具(IUD)を子宮腔内に1〜2ヵ月留置する方法もある.●他の手術法として,腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術があり,小開腹(恥骨上3~4cm)に腹腔鏡を併用して行う.しか類腫瘍病変・前癌病変・腫瘍●開腹せず,経腟的に子宮鏡(レゼクトスコープ)にて筋腫を核出する.●粘膜下筋腫●開腹せず腹腔鏡下に●侵襲が小さいため,入院期間が短縮できる.●適応が厳しく,熟練した技術が必要となる.●筋層内筋腫●漿膜下筋腫●開腹せず,経腟的に●侵襲は小さいが,適●頸部筋腫●開腹して筋腫を核出●全てのタイプの筋腫●侵襲は大きいが,全てのタイプに対応する.子宮筋腫 子宮鏡*経腟の操作●現在では内視鏡下手術が主流となりつつある.●上記のように腹腔鏡手術と子宮鏡手術は適応が異なるが,両者には141An Illustrated Reference Guide妊孕性が保たれる筋腫核出術●不妊や挙児希望の患者に行う手術法である.●妊にんようせい孕性を温存するため子宮を保存し,筋腫のみを核出する.●出血量軽減のため,術前GnRHアゴニスト投与,機械的子宮血流遮断法,バソプレシン子宮筋層注入法を行うことがある.アッシャーマン筋腫核出術の種類腹式方法する.特徴適応腹腔鏡および子宮鏡による筋腫核出術それ以外にも下記のような相違点がある.腹腔鏡経腹壁の操作術後合併症(周辺臓器との癒着)腹壁に傷をつけるため,周辺臓器との癒着が生じうる子宮筋を傷つける子宮破裂の危険性あり術後の妊娠・分娩帝王切開を考慮し術者の技術の上達により,全ての操作を腹腔鏡下に行う手術法が主流となりつつある.従来の手術腟式筋腫を核出する.応が絞られる.周辺臓器に影響はなく,癒着は生じない子宮筋を傷つけない子宮破裂の危険性なし正常分娩が可能筋腫核出術腹腔鏡筋腫を核出する.腹腔鏡による筋腫核出術子宮鏡(レゼクトスコープ)子宮鏡による筋腫核出術内視鏡下手術子宮鏡腹腔鏡操作鉗子

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