病9-4版_立ち読み
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●ゴナドトロピン:gonadotropin ●黄体化ホルモン(LH):luteinizing hormone ●卵胞刺激ホルモン(FSH):follicle stimulating hormone ●顆粒膜細胞:granulosa cell ●莢膜細胞:theca cell ●卵胞期:follicular phase ●黄体期:luteal phase ●性腺刺激ホルモン放出ホルモン/ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH):gonadotropin releasing hormone ●排卵期:ovulatory phase●エストロゲン,プロゲステロンの産生と分泌は2つの卵巣の細胞(顆粒膜細胞,莢膜細胞)において,下垂体前葉から産出される2つのゴナドトロピン(LH,FSH)の作用によって行われる.●仮に下垂体前葉が一定量のGnRHの持続的な刺激を受けると,下垂体前葉のGnRH受容体は減少してしまい(down regulation〔薬②p.114〕),結果としてLH,FSHの分泌は低下する.3〜4時間1〜2時間●GnRHは,卵胞期,黄体期にはパルス状に分泌されており,その頻度,振幅の変化により,LH,FSHの分泌が調節される.●排卵期にはサージ状に分泌され,LHサージが引き起こされる.黄体細胞●卵胞の発育↑●エストロゲン莢膜細胞●エストロゲンは黄体からも産生される●プロゲステロンは卵胞からもわずかに産生されるが,ここでは省略する〔p.18〕.振幅2つのゴナドトロピン●ゴナドトロピンは性腺刺激ホルモンともよばれる.●アンドロゲン●排卵誘発顆粒膜細胞12An Illustrated Reference GuideLHLH受容体FSH受容体GnRHの分泌GnRHLH(黄体化ホルモン)●黄体化↑●プロゲステロン産生↑FSH(卵胞刺激ホルモン)FSHGnRHLHFSH2cells2gonadotropintheoryゴナドトロピン(LH,FSH)パルス状分泌とサージ状分泌ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)の分泌動態●GnRHとは,視床下部で産生される性腺刺激ホルモン放出ホルモンであり,下垂体前葉でのLH,FSHの産生・分泌を産生↑産生↑2つの細胞卵胞莢膜細胞顆粒膜細胞排卵期サージ状コレステロール黄体黄体細胞プロゲステロンが,ここでは省略する〔p.18〕.黄体期頻度は小さく,振幅が大きい.振幅は次第に低下する(パルス状).卵胞期パルス状分泌コレステロールアンドロゲンエストロゲン受容体エストロゲン促進させる.頻度卵胞期卵胞期後期になるほど頻度,振幅が上昇する(パルス状).黄体期パルス状分泌

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